子どもが言うことを聞かない
子どもの考えていることがわからない
どう声掛けをしたらよいかわからない
「今すぐ遊びたくて日課に乗れない子どもへどうやって声掛けをするか」
— こご@こども生活教室 (@childkogoro) January 21, 2020
愛着的、発達支援的寄り添いを中心に意識した一例です。叱りを減らし、自立的に動くためにどうするか 超長文です 参考までに
<状況の確認>
(宿題をしていたところ)「遊べるかな」と話す
(宿題が終わらないとできないこと
twitterに書いたものをブログとして整理〇
一例として、一緒に考えてみましょう〇
<状況>
遊びたいが、宿題を先にしないといけない状況で「遊びたい」という気持ちで爆発寸前になっている
こんな時、どうしますか?一つ一つ順序だてて導いていきましょう〇
目次
<状況の確認>
(宿題が終わらないとできないことはわかりつつ欲求を受け入れてくれるかの確認をしている)
(事実を返す。ここで受け入れられるか一度確認をしてみる)
(今すぐ遊びたいという気持ちと、どうしようもないという気持ちのせめぎあい)
(先に繋がる言動ができず、今が全てといった頭でいっぱいになり、次の流れを言われても頭に入ってこない状態)
<会話を成立させるために、欲求確認を行う>
したい目的が何か明確にすることで、方向性を定める
<できないという気持ちをずらすor次につながる話をする>
ここで切り替える時もあるが、ここではさらに止まってしまう。理解はしたが、あと一歩のきっかけが足りない様子
<再度の欲求確認>
<環境を変える&刺激を減らす>
5分ほど時間を置く
+「次に行うこと」を再度明確にする
職員が離れるポイントは、お互いにどうしようもなく膠着状態となり切り替えるタイミングを失ったとき
これは、ある程度会話をして気持ちに寄り添った上であればあるほど効果があります。
甘えを過剰に引き出してしまうと、今度は「もっと、もっと」と欲求が暴走してしまうことがあります。甘えることだけでなく、現実に向き合うことをもとめるのであれば、「これ以上はNO!」という姿勢を持つことが大切となります。
<まとめ>
「甘え」をどこまで受け入れるかの判断は難しい。
受けなさ過ぎてもそれは「見捨てられた感」を植え付けることになるし、受けすぎても「なんでも聞いてくれる便利屋さん」となる。
かえって離れることが困難になる場合があります。受け止めてくれたという実感は愛着関係の構築につながるので、全くしないのは適しません。
だからこそ、「ここまでは許せる、許せない」という境界線を明確にする必要はあります。
認知的に「そう思った」というところを無理やり職員の指示で「こうしなさい!」というのは混乱をまねく。
自閉症の子等は特に「居場所感」を大切にした、流れを大切にした支援が必要です。
今回のような、「わかっちゃいるけど考え止まらない」という子に対しては、ある程度話を聞いてあげることが大切かと。
その上で、絶対に認められない枠の部分はぶれずに、その子のこだわりの部分を認め、「妥協点はどこか」をお互いに見つける部分が必要と考えます。
ルールが変わらないモノであればあるほど、その気持ちを受け止め、次の解を導く手立てを考えることが大切だと思います〇
こご
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