興奮している子へのアプローチ
興奮している子を落ち着かせるためには、「会話を成り立たせること」をまず最優先とする
「嫌やった?」「うん」や頷きだけでもいい
興奮→言語化の操作が不可→言語化しやすい話題の提供→会話が成立→興奮の感情の分散化→興奮となった原因に触れる
一人で抱えこまないために、関わりやすい支援を
— こごの こども生活教室 (@childkogoro) November 5, 2019
Twitterでこのように呟きました。会話をすることがなぜ大事かと言うと、
自分の感情をコントロールしやすくするためです。
例えば、こういう時があります。
おもちゃが思っていたところにないことに怒るこども
興奮
この時、その子は興奮状態であり、「絶対誰かがとった!」という比較的曖昧な状況の中で決めつけをしており、状況把握ができない状況であると想像します。
言語化が難しい
支援者は状況を把握しようとしたが、子どもは「こうにちがいない」という理由を、言うことができません。多くは過去にあった出来事からそういうことが多いですが、子どもは興奮状態のため、それをうまく説明することができません。
また、ここで確認すべきなのは
問いかけに対する答えがない、会話が不成立している状態であるか
ということです。
言語化しやすい話題の提供→会話の成立→興奮の感情の分散化
ここでは、直面化した話をせずに問題から少しずれた話をしてみます。
できる限り自然な形で話題を提供してみましょう。もしくは全く関係ない話をするのも一つの手でしょう。
一見、子どもは荒々しく全く状況は変わっていないようにも見えますが、会話ができているというところが先ほどと大きく違っています。
ここでのポイントは、
興奮した感情を脱するために言葉を吐き出し、支援者と会話ができること
内容は、直接的な話でなくてよいのです。
ここでの話題とは問題を直接的に解決させることではないからです。
興奮となった原因に触れる
表情や動きなどを見て、明らかに話ができる状態になっていると判断した時に、直面化した話を振ってみましょう。
違う会話を振ることは、問題から逃げているということではありません。難関大学に合格するために1年中勉強のみし続けれるでしょうか?
そのために最低限の頭を働かすために食事や、睡眠をとることは必ずあると思います。遠回りしているようで、必要な環境を整えてあげることが、支援者に求められることと思います。
こご
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