このSSTの使用場面
自分の意見をうまく伝えられない時
相手の気持ちがわからず困った時
学ぶこと
自分の意見をうまく伝えられず、イライラしてしまうことはありませんか?
私たちは、人と関わる中で何かしら意見を伝えあい、生きています。しかし、時には相手の言っていることがわからなかったり、伝えることに抵抗を感じ、伝えることをしない場合があります。
そこで、アサーショントレーニングというのがあります。ぜひ、活用してみてください。
アサーショントレーニングとは
アサーションとは「人は誰でも自分の意思や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己表現のことを意味します。
アサーションにおいて、自己表現は押し付けたり、一方的に受け取ったりするものではなく、「相手の意見も受け止めつつ、自分の意見を伝える」ものとされています。
今回は、相手の考えを整理しつつ、自分の考えも整理しながらどうやって伝えたらよいかを考えるためのSSTとなります。
セッションを構成する条件
対象年齢:小学生高学年~
対象場所:特になし
職員:リーダー1人
子ども:1人以上
セッション想定時間:10分ほど
項目解説
導入文と想定シミュレーションのワークとなります。
この子はどんな気持ちか考えてみます。
「相手はどんなことを考えてしたんだろう」ということを考えるワークとなります。
様々な予想をする練習をすることで、「本当はこう思ってたのかもしれない」と予想し、アサーションな関わりをしやすくします。
自分の思っていることと、相手の思っていることをどうやって伝えたらよいかを練習します。
具体的なシチュエーションがあるならば、「こういう時はどうしようか?」等その場でリーダーが問題を出すと、より実感のあるワークとなります。
よりよい関わり方を、一緒に考えてみてください
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こご
児童福祉施設職員 子どもの心理養育について日々発信しています。クマノミ生活は1年以上。
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