SST×されたいことをしてみよう

このSSTの使用場面
新しい環境に挑戦するとき

どんな風に関わったらよいかわからないとき

 

学ぶこと

新しい環境(入学、就職など)はどの年齢になっても緊張するものです。そんな時、色々な不安が頭の中で廻ったことはありません?

ここでは、対人関係の中で起こりうる不安に対してどうやって向き合うか、自分のしてほしいことから注目して、関係を作ることを目的に作成しました。

例えば、こういうことありませんか?

子ども
初登校、いってきます!
支援者
いってらっしゃい!

その後

子ども
はぁ・・・学校おもしろくなかった
支援者
どうしたの?
子ども
友達ほしいけど、なんかぜんぜんできなくて・・・周りはみんなできてるのになんでだろ・・・
支援者
なるほど。そういう時は、じぶんのされたいことを相手にしてみるといいよ。
支援者
きっと、周りの子もきっと友達は欲しいけど、どうしたらいいかわからないんだ。あなたはどんなことしてほしい?
子ども
話しかけられたい・・・
支援者
じゃあ、話しかけてみよう。きっと、相手も話しかけられたいと思っているから、友達ができると思うよ!

次の日

子ども
ねえ!
子ども
友達出来た!

この場合、友達を作るためにどうしたらよいかを考えることがテーマでした。自分だったらどうされたいかに注目することは、相手の気持ちを想像し関わることに繋がります。

これらを、

セッションを構成する条件

対象年齢:特になし

対象場所:特になし

職員:リーダー1人

子ども:1人以上

セッション想定時間:10分ほど

項目解説

導入文となります。

されたいこととして、どんなことがあるかを選択式で選びます。自分のしてほしいことを意識することを目的とします。

されたいことをすることで、相手や自分がどう感じるかを意識します。意識することで、行動することに自信がつき、実際にその場面でされたいことをしやすくなります。

自分のされたいこと、相手のしてほしいこと”]決して、全て自分のされたいことが相手もしてほしいとは限りません。だからこそ、相手が嫌がることかもしれないということに関しては、リーダーとなる人間が「これをしたらこう感じるかもしれないね」と先の予測を伝えることも大切です。

教材ダウンロード

 

 

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こご

こご

児童福祉施設職員 子どもの心理養育について日々発信しています。クマノミ生活は1年以上。